みなさんこんにちは。わやです。
今回は、特別お題「わたしの推し」ということで自分の推しを紹介していきたいと思います。
紹介するのは、ミステリー小説の「ユリゴコロ」です。
あらすじ
ある一家で見つかった先日弔いを済ませたはずの母の名前が書かれた遺髪と4冊のノート。
表紙には「ユリゴコロ」と書かれている。めくって見るとそこには異様な書き出しがあった。
「私のように平気で人を殺す人間は、脳の仕組みがどこか普通を違うのでしょうか」
読み進めて見るとそれは、殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。
フィクションか、それとも真実か!?
なかなか独特な雰囲気をかもし出している小説です。
調べてみると、映画化もされているようでご存知の方もいるかと思います。
ミステリーと書かれていたので読んでみたのですが、はじめの方がかなり生々しく書かれています。わかりやすいところで例えるなら、高瀬舟の弟を殺した回想シーン並みの生々しさです。
正直、途中で読むのをやめようと思ったくらい。
食事中とかは本当に読まないほうがいい。
あまりにもドロッとした展開で始まるので、この話どうやって着地するつもりなのかと思いながら読んでいました。
でも、
物語が終わる頃にはスッキリ!!
読書後の満足感が高いです。
展開を予想して読む人も多いと思いますが、当たったはずれた関係なしに楽しめる作品でした。
そして驚くべきことは、「ユリゴコロ」という言葉は存在しません。
タイトルにつかわれているくらいだから、意味のある言葉だと思っていましたがどうやら意味はないみたいです。
作中に登場しているので気になる方は読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
どこか落ち着く雰囲気をもつ本です。
推しの本といったらこの作品だと思い書きました。
時間がある方はぜひ読んでみてください。