皆さんこんにちは、わやです。
今日は久しぶりに本の紹介をしたいと思います。
今回紹介するのは「世界で一番透き通った物語」です。
ネット界隈で結構有名になったので、ご存じな人も多いと思います。
あらすじ
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
感想
ここからネタバレも少々含むので注意してください。
個人的に一番好きだったのが物語冒頭のたとえ話。
「推理小説にたとえるなら、編集者は数多くの証拠を集めて一つの形にまとめあげる探偵。校正者はその証拠をすべて吟味して裁判に完璧を期す検察官」「作家は犯人」
というところ。
ここは、本当に冒頭部分なので試し読みで見れるのでギリネタバレになっていないかね。
このたとえ、よく推理小説を読む人は納得するのではないでしょうか。
個人的に一番好きな部分です。
本全体の感想としては感動ものと思って買いましたが内容はかなりミステリーでした。
ただ、普段からミステリーを読む人にとっては、結末がかなり早い段階で分かるではないかと思います。
ミスリードもほとんどないのでわかりやすいです。
新しい刺激を求めている人にはあまりおススメしない本です。
逆にミステリーを普段読まない人にとっては面白いと思います。
冒険ミステリー的な内容でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
気が付いたらミステリーばっかり読んでいます。
それでは次回の記事で会いましょう。
